消費者金融が「過払い金」返還で損失を出す

 

投資家タケ:自由への第67歩

 

どうもタケです。

今回のテーマは【消費者金融が「過払い金」返還で損失を出す】というお話です。

 

アコム、過払い金返還で引当金394億円

日経新聞を読んでいたところ、消費者金融大手のアコムが「過払い金返還」によって純利益が前期比47%減の377億円となるようです。

アコムはテレビCMでも有名ですが、消費者へお金を貸していた利息額があまりにも多く、消費者から過払い金返還の請求を受けていたようです。

そのため、返金額が多くなり純利益が減益となりました。

 

大手銀行は消費者金融へ出資

2015年頃は大々的に広告

大手銀行は消費者金融へ出資をし、消費者金融で利益を上げた一部を銀行の利益とする仕組みを作りました。

2015年頃は消費者金融の広告やCMがたくさんあり、消費者金融の全盛期と感じていました。

そのため、多くの人が消費者金融からお金を借りていたのでしょう。

特に、電車の中の「中吊り広告」や「テレビCM」は毎日のように目にする機会がありました。

 

利用者の多額の過払い金が問題に

消費者金融は金利3%~18%程度でお金を貸します。

そのため、多い人で多額の利息を払うことになります。

その中の一部の人は、本来払う必要がなかったお金を過度に払っている人がいます。

それが過払い金となっていて、消費者金融へ払い戻しの請求をしている状況なのです。

 

消費者金融の規制へ

銀行は消費者金融へ出資することで、銀行直接に消費者へお金を貸出さなくても、消費者金融を通してお金を貸出すことができるようになりました。

また、消費者金融のほうが貸出利率が銀行よりも高いので、銀行としても利益率が高くなります。

そのため、大手銀行は積極的に資金を消費者金融へと貸出すことで多くの利益を上げることができました。

しかし、過度に消費者金融から収益を上げたり、広告を大々的に行うことでたくさんの借手が返済不能になったり、利息が膨れてしまい、返済に困っている人が増えたのです。

そこで、規制が入り銀行は消費者金融を通して過度にお金の貸出をすることができなくなりました。

 

銀行と消費者金融のつながり

下記は各銀行が出資している消費者金融です。

三井住友銀行:プロミス

三菱UFJファイナンシャルグループ:アコム

レイクALSA:新生銀行グループ

ジェイアスコア:みずほ銀行グループ

 

銀行と消費者金融は相性が良い

銀行の本業は金貸しです。

事業や不動産へ融資をすることで、利息を得ることができます。

利息はすなわち銀行の儲けです。

銀行はお金を貸すことで、その後の利息を増やすことで収益を増やすのです。

逆に言えば、融資先が少ない場合には利息を得ることができなくなるのです。

そんな時こそ、消費者金融との相性が良いのです。

 

消費者金融は資金集めにメリット

消費者金融が銀行から出資を受けて傘下になるメリットは、資金調達です。

消費者金融は銀行業とは違うので、預金を受け付けることができません。

つまり、仕事道具でもある「お金」を調達するのが難しいのです。

そこで、銀行の傘下になることで、容易に資金調達することができます。

そのため、貸出先が増えて現金をたくさん貸し出しても、後ろには銀行が付いているので貸出すお金に困ることはないのです。

 

銀行は高金利で貸し出すことができるメリット

銀行は一般市民から預金を預かっていますが、貸出先や融資先がなかなかない状況です。

銀行の審査基準は厳しく、担保がない場合や不安定な事業には融資をすることができないのです。

銀行としても常時貸出先を探している状況ではありますが、銀行の基準に満たない場合には融資をすることができません。

そこで、銀行は消費者金融を通して消費者へ高金利でお金を融通します。

つまり、消費者金融が銀行の代わりに多くの人へお金を貸し出し、銀行は消費者金融の金庫となってお金を貸すことができるのです。

そのため、銀行と消費者金融はお互いの利益相反ではなく、お互い持ちつ持たれつの関係でマッチングするのです。

 

大手銀行の看板があると借りるのに抵抗がなくなる

銀行は消費者金融へ出資することで傘下にします。

そうなると、消費者金融の看板や広告に各金融機関のロゴマークが存在します。

つまり、我々一般人にとってはなぜか馴染みがあり、消費者金融だということを忘れるような感覚を覚えます。

消費者金融とはそもそも金利3~18%程度で貸出すので、一度借りると蟻地獄のように借金地獄にハマるリスクもあります。

しかし、消費者金融の広告に大手銀行の看板が付いているだけで借りるまでのハードルが下がってしまうような感覚に陥るのです。

私自身は今まで一度も消費者金融からお金を借りたことがないですが、2015年頃に消費者金融のCM広告や電車の中刷り広告をたくさん見ていたので、多くの人が消費者金融からお金を借りていたのでしょう。

 

テレビCMやラジオで過払い請求の広告が増えた

その後、消費者金融からお金を借りて、利息を払いすぎている人が増えたということが問題になりました。

大手法律事務所などが過払い金返還に関しての広告CMなどで宣伝し、多くの人が消費者金融から過払い金の返還ができたようです。

私は車を運転している時にラジオを聴く習慣があるのですが、某法律事務所はいつも「過払い金返還」に関しての広告を流しています。

このことからも、消費者金融は過去に受け取った利息を今になって多くの消費者へ戻していることで多くの損失を出しているのです。

 

消費者金融へ出資する銀行も損失を出す

消費者金融のアコムへ4割出資するMUFJは、アコムの損失に伴って、約100億円の損失を計上するようです。

昨今、消費者金融は「過払い金返還」で多くの損失を出し始めています。

それに伴って出資している銀行へも損失が飛び火しているのです。

 

消費者金融でお金を借りると、一生抜け出せなくなる

人間にはお金の使い方が2種類あります。

消費と投資です。

消費者金融でお金を借りる人の大半が消費するためにお金を借りると思います。

例えば、ギャンブルや、洋服を買うため、時計、車など買った瞬間に価値が低くなるようなものです。

そのため、消費者金融でお金を借りてしまうことで利息の支払いなどが多くなり、その状態から抜け出すことができなくなります。

 

資産を買うことへ集中

消費者金融でお金を借りる人に対して、資産を買うべきだと言っても、なかなか理解しにくいと思います。

資産となる株式やアパート・マンションなどの不動産を買うことで、徐々にお金が増えていきます。

しかし、資産を買うということは消費を我慢することでもあるのです。

消費者金融でお金を借りる人にとっては拷問のような感覚でしょう。

お金は使い方がすべてだと思います。

また、お金の使う習慣によって人は成功するのか、成功できないのかにも分かれると思います。

 

まとめ

・消費者金融のアコムが過払い金返還で損失を出す

・アコムへ出資のMUFJも前期決算で約100億円の損失

・銀行は過去に消費者金融へ出資し多くの利益を得た

・銀行と消費者金融は借り手の属性が違うために利益相反しない

・お金は使い方が大事、結局は消費か投資しかない

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